目が覚めたら、宇宙にいた。
自分が誰なのかも思い出せない。
ここがどこなのかもわからない。
体には何本ものチューブがつながれ、目の前には無機質なモニター。
そんな場面から物語は始まります。
私がこの作品を聴き始めたのは、いつもの通勤電車でした。
「SFはあまり得意じゃないけど、少しだけ聴いてみようかな。」
そんな軽い気持ちで再生ボタンを押したんです。
……気づいたら、乗り換え駅。
危うく降り損ねるところでした。
ここまで物語に引き込まれたオーディオブックは、久しぶりです。
上下巻あわせて約25時間。
最初は「長いなぁ」と思いました。
でも聴き終わったときには「もう終わっちゃったの?」
と思いました。
しかも今はAudibleの聴き放題対象。追加料金なしで、この25時間の冒険を楽しめます。
私は普段からAudibleで150冊以上聴いていますが、この作品は間違いなく「もっと早く聴けばよかった」と思った一冊です。
こんな人におすすめです
- Audibleで次に聴く作品を探している
- SFは苦手だけど話題作は気になる
- 長編でも最後まで楽しめる作品を探している
- ナレーターの朗読にもこだわりたい
ひとつでも当てはまるなら、この作品はかなり相性がいいと思います。
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プロジェクト・ヘイル・メアリーの基本情報|聴き放題の対象です
『プロジェクト・ヘイル・メアリー』の著者はアンディ・ウィアー。
映画『火星の人(オデッセイ)』の原作者として知っている人も多いかもしれません。
そして本作も、2026年3月にライアン・ゴズリング主演で映画化されました。
映画を観て「原作も気になる」と思った人なら、Audible版はとくにおすすめです。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 著者 | アンディ・ウィアー |
| ナレーター | 井上悟 |
| 再生時間 | 上巻 13時間/下巻 12時間38分(合計 約25時間) |
| 単品購入の価格 | 上巻・下巻 各2,450円(上下そろえて約4,900円) |
| 配信サービス | Audible限定(audiobook.jpでは未配信) |
まず気になるのは、「追加料金がかかるの?」ということですよね。
結論から言うと、かかりません。
2026年7月現在、この作品はAudibleの聴き放題対象です。
プレミアムプラン(月額1,500円)なら、上下巻とも追加料金なしで聴けます。
もし単品で購入すると、上下巻で約4,900円。
そう考えると、聴き放題で楽しめるのはお得です。
私は追加料金を払っていません。

聴き放題のうちに聴いておこう。
そのくらいの気持ちで再生したら、想像以上にハマってしまいました。
ただし、ひとつだけ注意があります。
聴き放題作品は入れ替わることがあるということ。
「いつか聴こう」と思っていたら対象外になってしまうこともあるので、気になっているなら早めがおすすめです。
再生時間25時間。
数字だけ見ると、ちょっと身構えますよね。

25時間って、映画10本見れちゃいますよ(笑)
最初はそう思っていました。
でも、物語が進むにつれて「まだ終わらないで。」
そんな気持ちになります。
Audibleで150冊以上聴いてきましたが、この余韻は今でも強く残っています。
アンディ・ウィアーはどんな作家?
この作品を聴き終わって最初に思ったのは、「この人、どうやったらこんな話を書けるんだろう?」ということでした。
気になって調べてみると、納得する経歴ばかりだったんです。
アンディ・ウィアーは、「科学をリアルに描くSF」で世界中にファンがいる作家です。
でも、意外なことに本職は作家ではありません。
- 15歳で研究所に採用され、プログラマーとして働き始める
- 『火星の人』は自分のサイトで無料公開していた作品
- Kindleで自費出版したところ大ヒット
- 映画『オデッセイ』として世界的に話題に
- 『プロジェクト・ヘイル・メアリー』でも星雲賞を受賞
「なるほど。」
科学の描写がリアルなのに、専門書を読んでいるような堅苦しさはありません。
毎日、科学を仕事にしてきた人だからこそ、自然に物語へ落とし込めるんでしょうね。
だから理系じゃなくても楽しめる。
私はそう感じました。
文系の私が置いていかれなかった理由

ここ、たぶん一番気になる人が多いと思います。
「SFって難しそう。」
そう思って検索した人もいるのではないでしょうか。
実は私もその一人でした。

私は根っからの文系。数字を見ると眠くなります
だから最初は身構えていました。
でも、この作品は違いました。
物理や化学、天文学の話はたしかに出てきます。
それなのに、ちゃんと話についていけるんです。
理由は主人公にあります。
主人公は記憶を失った状態で目を覚まします。
つまり、主人公自身が何も知らない。
だから読者も一緒に少しずつ理解していけます。
- 主人公も自分のことがわからない
- 読者もわからない
- 一緒に謎を解いていく
この作りが本当に上手い。
説明を読まされている感覚ではなく、「気づいたら理解できていた。」
そんな作品です。
『火星の人』で途中挫折した人でも、この作品なら最後まで楽しめるかもしれません。
科学よりも、人と人との関係や感情の描写がしっかり描かれているからです。
Audible(オーディブル)版で聴く3つの理由
私は本も好きですが、この作品だけは声で楽しんでほしいと思っています。
理由は3つあります。
① 井上悟さんの朗読がすごい
ここまで「朗読って作品を変えるんだ」と思った作品は初めてでした。
ただ読むだけではありません。
登場人物ごとに自然に声が変わり、緊迫した場面では思わず息を止め、静かな場面では空気まで伝わってきます。
大げさではなく、耳だけで映画を観ている感覚。
それが一番近い表現です。
歩きながら聴いているときに、気づくと足が止まっていることが何度もありました。
「この続きが気になる。」
その気持ちが勝ってしまうんです。
聴き終わったあとに知ったのですが、井上悟さんご本人が収録を振り返っていました。
「今ならもっとこう読めたと思うところもある」
25時間、一人で演じ続ける。
その裏側を知ると、この作品がさらに好きになります。
② ロッキーとの会話はAudibleだからこそ楽しめる

ロッキーは、物語の中盤で主人公が出会う相手です。
人間ではありません。
ここはネタバレになるので詳しくは書きません。
でも、一つだけ言わせてください。
ロッキーが登場した瞬間、「これは耳で聴くための作品だ。」と思いました。
ロッキーは普通の言葉で話しません。
音で会話します。
本なら文字として読むことになりますが、Audibleでは、その音を実際に耳で感じられます。
これが面白い。
文字では想像しにくい場面も、耳なら自然に理解できます。

紙の本じゃなくてAudibleを選んでよかった。
途中で何度もそう思いました。
③ 後半は静かに心を持っていかれる
前半は、謎を解きながら進むSFらしい面白さがあります。
でも、好きになったのは後半でした。
派手な戦いがあるわけではありません。
どんでん返しばかりでもありません。
それでも、友情や孤独、そして「誰かのために行動すること」が静かに描かれていきます。
気づけば涙が出そうになっていました。
大泣きする作品ではありません。
でも、じわっと胸に残る。
そんな終わり方なんです。
聴き終わったあと、しばらく次の作品を再生する気になれませんでした。
それくらい余韻が残る一冊です。
一つだけ気になったこと
ここまで褒めてきましたが、気になった点もあります。
それは序盤がスローペースなことです。
記憶を失った主人公と一緒に、状況を理解していく作りだからです。
最初の1〜2時間は「まだ本題に入らないな」と感じる人もいるかもしれません。
私も最初は、「25時間もあるし、最後まで楽しめるかな?」と思いました。
でも、その時間があるからこそ、中盤以降の面白さが一気に増します。
もし序盤で迷っても、ぜひそこは乗り越えてほしいです。
オーディブル独占配信|聴きたいなら今がおすすめ
『プロジェクト・ヘイル・メアリー』は、Audible限定配信です。
2026年7月現在はaudiobook.jpでは聴けません。
「じゃあ、どこで聴けばいいの?」
という答えはシンプルです。
Audible一択です。
| サービス | 配信状況 |
|---|---|
| Audible | ◯ 聴き放題対象 |
| ✕ 配信なし |
「月額1,500円か…。」
最初は高く感じるかもしれません。
でも、この作品だけでも単品購入すると約4,900円。
それを追加料金なしで聴けると考えると、お得です。
しかも、この作品以外にも12万冊以上が聴き放題。
私はこれまでに150冊以上聴いてきました。
この作品で「SFも聴いてみようかな」と思えるようになったのも、聴き放題だったからです。
単品で4,900円だったら、聴いてなかったと思います。
無料体験でも最後まで聴ける?
これも気になりますよね。
十分間に合います。
25時間と聞くと長く感じますが、1日1時間なら25日。
通勤や家事をしながら聴く人なら、30日あれば最後まで楽しめると思います。
私はずっと同じ速さで聴いていたわけではありません。
早く話を進めたいところは1.7倍速、じっくり聴きたい場面は1.2倍速に落としていました。
ちなみに全部1.7倍速で聴いたとすると、25時間38分の作品が約15時間。
1日1時間でも半月で終わる計算です。
登録するときに一つだけ注意
iPhoneのAudibleアプリからは登録できません。

どこから登録するの?
登録はブラウザから。
登録が終わったら、アプリを開いて聴く流れです。
ここだけ知っていれば迷わず始められます。
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登録の手順と解約のしかたはAudibleの無料体験の始め方にまとめています。
いつ聴くのがおすすめ?

私は前半を通勤電車で聴いていました。
移動時間があっという間に過ぎます。
でも、後半は違いました。

あ、これは家で聴こう。
後半は物語の大切な場面が続きます。
洗い物をしながら。SNSを見ながら。
そんな「ながら聴き」だと、もったいない。
夜、静かな時間をつくって聴く。
それだけで、この作品の余韻は何倍にもなります。
25時間という長さは、長い時間この世界に浸れる贅沢な時間でもあるんですよね。
聴き心地にこだわりたい方は、オーディオブック向けのおすすめヘッドホン20選も参考にしてみてください。
よくある質問
Q:聴き放題で追加料金はかかりませんか?
2026年7月現在は、上下巻ともAudibleの聴き放題対象です。
プレミアムプランなら追加料金なしで楽しめます。
Q:無料体験だけで最後まで聴けますか?
はい。毎日1時間ほど聴けば25日ほどで終わります。
通勤や家事の時間を使えば、30日以内に十分聴き終えられると思います。
倍速で聴けばもっと短くなります。全部1.7倍速なら約15時間です。
Q:ナレーターは誰ですか?
井上悟さんです。
登場人物の演じ分けも見事ですが、ロッキーの表現はAudibleならでは。
「耳で楽しむ作品」という言葉がぴったりです。
Q:映画を観てからでも楽しめますか?
楽しめます。映画で気になった場面を、原作ではもっと深く味わえます。
とくに登場人物同士の細かなやり取りは、原作ならではの魅力があります。
Q:audiobook.jpでは聴けますか?
2026年7月現在は配信されていません。
この作品を聴くならAudibleになります。
まとめ
- Audible(オーディブル)限定配信。2026年7月現在は聴き放題対象で追加料金なし
- 上下巻あわせて約25時間。単品なら約4,900円かかる
- ナレーターは井上悟さん。ロッキーの「音」は耳で聴いてこそ
- 気になった点は序盤がスローペースなこと。最初の1〜2時間を越えれば一気に面白くなる
- 初めてなら30日間の無料体験から(登録はブラウザから)
『プロジェクト・ヘイル・メアリー』は、「SF好きのための作品」というより、「面白い物語を探している人」におすすめしたい作品です。
私も最初は、「SFかぁ…。最後まで聴けるかな。」
そんな気持ちでした。
でも聴き終わった今は、「もっと早く出会いたかった。」
そう思っています。
もし今、「次に何を聴こうかな。」と迷っているなら、この作品を選んで後悔はしないと思います。
25時間という数字だけ見ると長く感じます。
でも、聴き終わる頃には、きっとこう思うはずです。
「もう終わっちゃったの?」
それくらい夢中になれる作品でした。
Audible自体が自分に合うか迷っている人は、150冊聴いた私が口コミ・評判を検証した記事もどうぞ。
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