友だちに「オーディブルとaudiobook.jp、どっちがいい?」と聞かれたとき、私が最初に返している言葉があります。
「聴きたい本がある方がいいと思うけど、聴きたい本が決まっていないならオーディブルがおすすめ。30日無料だし、作品数が多いから」
比べるのは、Audible(オーディブル)とaudiobook.jp(オーディオブックジェイピー)の2社。
名前が似ていて、料金表を並べても決め手が見つかりませんよね。
ざっくり言うと、違いはこの3つです。
| Audible | audiobook.jp | |
|---|---|---|
| 月額 | 1,500円 | 1,330円(年割なら833円) |
| 無料体験 | 30日 | 14日 |
| 強いジャンル | 小説・エッセイ | ビジネス書・実用書 |
安いのはaudiobook.jp、30日試せて小説もビジネス書も揃うのはAudible。
私は1年で150冊以上を耳で聴いてきました。audiobook.jpの聴き放題も契約して、一度解約しています。
料金と無料体験の実数、そして私がaudiobook.jpをやめた理由まで、ぜんぶ載せています。
決め手は冊数でも値段でもありません。聴きたい本があるかどうかです。
結論:聴きたい本がある方を選ぶ。決まっていないならオーディブル

聴きたい1冊が決まっているなら、話は早いです。
聴き放題の対象に入っているほうを選べば終わり。
作品ページで「聴き放題」と書かれているかどうかは、登録前でも確認できます。
決まっていないなら、Audible(オーディブル)から。
無料体験が30日あって、小説もラノベもビジネス書も置いてあるからです。
| 比べるところ | Audible | audiobook.jp |
|---|---|---|
| 聴き放題の月額 | 1,500円(プレミアムプラン) | 1,330円 |
| 年払い | なし | 9,990円(月あたり833円) |
| 他のプラン | 880円で毎月1作品選べる(スタンダードプラン) | チケットプラン/月額会員プラン(550円〜でポイントを毎月購入) |
| 無料体験 | 30日間 | 初回2週間(14日間) |
| 強いジャンル | 小説・ラノベ・エッセイ | ビジネス書・実用書 |
| 聴き放題の作品数 | 公式の表記は「数十万以上」(冊数は非公表) | 聴き放題対象の冊数は非公表(全作品は15,000点以上) |
| 倍速 | アプリで確認したら3.5倍まで | 0.5〜4倍 |
| 解約したあと | 聴き放題の本は聴けなくなる/単品購入分は残る | 公式サイトから登録した場合は解約した時点で止まる(アプリ決済は期間の終了日まで聴ける)/単品購入分は残る |
※料金は税込。2026年8月18日に両社の公式サイト・公式ヘルプで確認した表記です。倍速の上限だけは、Audible側に公式の記載がないため私がアプリで確かめた数字です。
小説やエッセイを長く聴きたいならAudible、ビジネス書を数多く聴きたいならaudiobook.jp。
Audibleとaudiobook.jpの料金と無料体験を実数で比べる

「で、月にいくら払うの?」
Audibleのプレミアムプランが月1,500円、audiobook.jpの聴き放題が月1,330円。
差は170円。
年払いにすると、audiobook.jpは9,990円で月833円まで下がります(Audibleに年払いはありません)。
数字だけ並べると、audiobook.jpの勝ちに見えますよね。
ただ、年割にはもう一つ知っておきたい面があります。
- audiobook.jpを公式サイトから登録した場合、解約の操作をした時点で聴き放題が止まります
- 公式ヘルプにも「購読期間中であっても、聴き放題対象作品の再生・ダウンロードができなくなる」と書かれています
- 年割を10月1日に解約したら残りの3か月は使えない、という例まで挙げられています。つまり年割の残り期間は戻ってきません
- ただしaudiobook.jpをApp Store決済・Google Play決済で登録した場合は「解約待ち」になり、期間の終了日までは聴けます
- 返金もありません(利用規約に明記)
Audibleのほうは、退会を申し込んでも前回の請求日から1か月は会員資格が残ります。
audiobook.jpの年割は安いぶん、途中でやめると損をします。
無料体験は14日と30日。倍以上ちがいます
audiobook.jpの無料体験は初回2週間(14日間)。

audiobook.jpの無料体験、私が試した2025年8月は30日ありました。今は14日です。
audiobook.jpは、無料体験の期間がキャンペーンで伸びることがあります。
登録画面で日数を見てから決めると、無駄がありません。
いっぽうAudibleの無料体験は30日間。倍以上あります。
ひとつだけ注意で、Audibleの登録はブラウザからです。アプリの中からは登録できません。
そのAudibleで、よく聞かれることがあります。
「Amazonのプライム会員だから、Audibleも無料で聴けるのでは」
私も最初はそう思っていました。
でも、Audibleはプライムの特典に入っていません。
プライム会員でも非会員でも、月額は同じ1,500円です。
プライム会員向けの無料キャンペーンがときどき出ますが、すでにAudibleを使っている人は対象外になりやすいところ。条件はプライム会員とオーディブルの関係を調べた記事にまとめてあります。
ラインナップで比べる:私がaudiobook.jpをやめた理由

2025年8月、audiobook.jpの聴き放題に登録しました。
26冊を聴きました。
月1,330円。年払いなら月833円。
安いと思いました。
ただ……私の聴きたい本が揃ってなかった。

1,330円を払っていても、聴きたい本に出会えないと、だんだんアプリを開かなくなるんです。
当時どうしても聴きたかったのは、この2冊でした。
- 『転生したらスライムだった件』
- 『これは経費で落ちません』
どちらもaudiobook.jpの聴き放題の対象外で、結局2冊ともAudibleで聴きました。
audiobook.jpが悪いわけではありません。
ビジネス書のラインナップは強いです。私のライブラリには、ITパスポートの教科書まで入っています。
ただ、2025年の夏に私が聴きたかったのは小説とエッセイでした。
冊数の多さより、自分が聴きたい本があるか。続くかどうかは、ここで決まりました。
今の私の使い分けは、こうなっています。
- メインはAudibleのプレミアムプラン。小説・ラノベ・エッセイを聴き放題で
- サブで
audiobook.jpの気になるビジネス書を、単発で購入
- 単品で買った本は、聴き放題をやめたあとも残ります(両社とも同じ)
聴き放題をやめても、audiobook.jpと縁が切れたわけではないんです。
声で選ぶという、あまり語られない基準

料金と作品数だけで決めると、見落とすものがあります。
朗読者の声です。
私が本を選ぶとき、あらすじの次に見るのはナレーターの名前。
理由は、合成音声(デジタルボイス)で作られた本があるからです。
audiobook.jpにもあります。『後悔しない時間の使い方』は、ナレーターの欄が「VOICEPEAK男性2」でした。
Audibleのライブラリにも、合成音声の本が何冊か入っています。

どうしても中身が知りたい本なら、機械の声でも最後まで聴きます。止まってしまうのは、名前を見ずになんとなく手に取った本のほうです。
安いほうを選んでも、合わない声だと聴き続けられません。
対策はかんたんで、登録前でもできます。
- 作品ページでナレーターの名前を見る
- サンプル再生で1分だけ声を聴く
- 気に入った朗読者が見つかったら、名前で作品を探す
私は岩崎了さんの声が好きで、気づいたら12冊も聴いていました。
好きな朗読者が1人できると、次に聴く本を選ぶのがぐっと楽になります。
アニメで知っている声や好きな声優から探すなら、オーディブルで聴ける声優おすすめ12作品にまとめています。
聴ける場面から、聴くジャンルが決まります

Audibleもaudiobook.jpも、アプリは直感的に使えます。
両方を使った実感として、アプリの操作性は決め手になりません。
決め手になるのは、自分がどの場面で聴けるかのほうです。
- 洗い物 手は動くけれど頭は空いているので、内容がよく入ります
- 料理 火加減や段取りを考えているので、右から左に抜けていきます
- 車の中 イヤホンは使わず、Bluetoothでカーオーディオにつないでいます
- 寝る前 スリープタイマーを短めに。聴き逃しても翌日たどれます
並べてみて気づいたことがあります。
私が聴ける時間は、ほとんどが手を動かしている最中でした。
ながら聴きが中心なら、向くのは小説やエッセイです。
止めてメモを取るビジネス書は、家事の合間には入ってきません。
私が1.2倍まで落としてメモを取るのは、机に向かえる日だけ。ふだんは1.7倍で小説を流しています。
つまり聴ける場面がジャンルを決めて、ジャンルがサービスを決めます。
ながら聴きが中心なら小説に強いAudible、机に向かう時間が取れるならビジネス書に強いaudiobook.jp。
ちなみに倍速の上限は、Audibleがアプリで確認したら3.5倍、audiobook.jpは4倍。
どちらも私には速すぎて、内容が入らなくなるほうでした。
図表の多い本は、耳だけだとつらいことがあります
Audibleのビジネス書には、付属資料のPDFが付いてくることがあります。
私はスマホで開いてみて、字の小ささにまいりました。
拡大すると、今度は何の図なのか分からなくなります。
図表が肝の本を耳で買うなら、紙も一緒に持つつもりで。
聴いても頭に残らないと感じている方は、オーディブルが頭に入らないときの聴き方も読んでみてください。聴く場面を変えるだけで変わることがあります。
よくある質問

Q:Audibleとaudiobook.jpは併用できますか?
できます。私も今は併用しています。
Audibleを聴き放題で使いながら、audiobook.jpで気になったビジネス書だけ単発で買う形です。
両方を聴き放題で契約すると月2,830円になるので、まずは片方から始めるほうが続きます。
Q:解約したら、聴いていた本はどうなりますか?
聴き放題で聴いていた本は、両社とも聴けなくなります。
単品で購入した本は、どちらも解約後も残ります。
audiobook.jpには「解約」と「退会」の2つがあります。
audiobook.jpを退会するとアカウントごと消え、購入済みの本も聴けなくなります。
聴き放題をやめたいだけなら、解約だけにしておいてください。
Q:Audibleで買った本は返品できますか?
できません。
公式ヘルプに「購入されたタイトルの返品・交換は原則として承っておりません」と書かれています(2026年8月18日確認)。
古い記事に「返品できる」と書いてあるのを見かけますが、今の公式の説明とは違います。
Q:無料体験だけで終わりにしても大丈夫ですか?
大丈夫です。期間内に解約すれば料金はかかりません。
登録したその日に解約手続きをしておけば、無料体験の期間は最後まで使えます。
手順はオーディブルの30日間無料体験の始め方と解約方法にまとめてあります。
まとめ

Audibleとaudiobook.jpを、両方使って比べてきました。
- 聴きたい本が決まっているなら、聴き放題の対象に入っているほう
- 決まっていないならAudible。無料体験30日・小説とエッセイに強い
- ビジネス書を数多く聴きたいならaudiobook.jp。年割なら月833円
- ただしaudiobook.jpは公式サイト登録だと解約した時点で聴き放題が止まる。年割の残りは戻らない
- 続くかどうかは料金ではなく、聴きたい本があるかどうかで決まる
私がaudiobook.jpをやめたのは、月1,330円が高かったからではありません。
聴きたかった2冊が、聴き放題になかったからです。
だから友だちに聞かれたときも、同じことを言っています。
「聴きたい本がある方がいいと思うけど、聴きたい本が決まっていないならオーディブルがおすすめ。30日無料だし、作品数が多いから」
まずは30日間、無料で耳を慣らしてみてください。
\プライム会員なら4ヶ月99円・10/19まで/
※終了後は月額1,500円で自動更新
無料期間中の解約方法を先に確認できます

