『このミステリーがすごい!』2026年版が発表されました。
気になる作品が並んでいます。読みたい!
でも、紙の本は10ページで寝てしまう。
読む時間ができたと思ったのに、寝てしまうんです。
それでも、続きは気になる。
だから、上位の作品からオーディブルで聴きました。
先に、国内編ベスト10と耳で聴けるかどうかだけ置いておきます。
| 順位 | 作品名 | 著者 | 聴き放題 |
|---|---|---|---|
| 1 | 失われた貌 | 櫻田智也 | ○ |
| 2 | 夜と霧の誘拐 | 笠井潔 | ○ |
| 3 | 禁忌の子 | 山口未桜 | ○ |
| 4 | 百年の時効 | 伏尾美紀 | ○ |
| 5 | まぐさ桶の犬 | 若竹七海 | ○ |
| 6 | ブレイクショットの軌跡 | 逢坂冬馬 | ○ |
| 7 | 神の光 | 北山猛邦 | ○ |
| 8 | エレガンス | 石川智健 | ✕ |
| 9 | 目には目を | 新川帆立 | ○ |
| 10 | 抹殺ゴスゴッズ | 飛鳥部勝則 | ✕ |
⚠️ 聴き放題は2026年9月3日時点で確認したものです。配信状況は変わるので、聴く前にご確認ください。
\30日間の無料体験はこちら/
『このミステリーがすごい!』2026年版 国内編ベスト10

もう一度、今度は再生時間つきで。長さが分かると、選びやすくなります。
| 順位 | 作品名 | 著者 | 聴き放題 | 再生時間 |
|---|---|---|---|---|
| 1 | 失われた貌 | 櫻田智也 | ○ | 10時間45分 |
| 2 | 夜と霧の誘拐 | 笠井潔 | ○ | 24時間58分 |
| 3 | 禁忌の子 | 山口未桜 | ○ | 11時間33分 |
| 4 | 百年の時効 | 伏尾美紀 | ○ | 22時間4分 |
| 5 | まぐさ桶の犬 | 若竹七海 | ○ | 17時間16分 |
| 6 | ブレイクショットの軌跡 | 逢坂冬馬 | ○ | 22時間25分 |
| 7 | 神の光 | 北山猛邦 | ○ | 8時間36分 |
| 8 | エレガンス | 石川智健 | ✕ | — |
| 9 | 目には目を | 新川帆立 | ○ | 9時間19分 |
| 10 | 抹殺ゴスゴッズ | 飛鳥部勝則 | ✕ | — |
10作品のうち、8作品がAudibleで聴けます。
聴けないのは8位『エレガンス』と10位『抹殺ゴスゴッズ』の2作品だけ。紙か電子書籍で読むしかありません。
海外編ベスト10 Audibleにあるのは2作品だけ

| 順位 | 作品名 | 著者 | 聴き放題 | 再生時間 |
|---|---|---|---|---|
| 1 | 私立探偵マニー・ムーン | リチャード・デミング | ✕ | — |
| 2 | マーブル館殺人事件 | アンソニー・ホロヴィッツ | ✕ | — |
| 3 | ハウスメイド | フリーダ・マクファデン | ✕ | — |
| 4 | 罪の水際 | ウィリアム・ショー | ✕ | — |
| 5 | 夜明けまでに誰かが | ホリー・ジャクソン | ✕ | — |
| 6 | デスチェアの殺人(上・下) | M・W・クレイヴン | ○ | 上8時間39分/下9時間22分 |
| 7 | イーストレップス連続殺人 | フランシス・ビーディング | ○ | 12時間25分 |
| 8 | アルパートンの天使たち | ジャニス・ハレット | ✕ | — |
| 9 | 世界の終わりの最後の殺人 | スチュアート・タートン | ✕ | — |
| 10 | ヴァイパーズ・ドリーム | ジェイク・ラマー | ✕ | — |
海外編は厳しい結果でした。
日本語版がAudibleにあるのは、6位と7位の2作品だけです。
残る8作品は日本語のオーディオブックが配信されていません。翻訳書は原書の権利関係もあるので、今後も配信されるかは分かりません。
Audibleで聴きたいなら、国内編のほうが圧倒的に選べます。
Audibleで聴ける10作品 朗読しているのは誰?

国内編8作品と海外編2作品、合わせて10作品がAudibleの聴き放題で聴けます。
聴くとき、いちばん長く付き合うのは朗読者の声です。誰が読んでいるのかを先に見ておくと、選びやすくなります。
国内編(8作品)
海外編(2作品)

これ、全部聴き放題でいいの?
上記の10作品は聴き放題の対象です。Audibleのプレミアムプラン(月1,500円)なら、追加料金なしで聴けます。
ちなみにAudibleにはプランが2つあります。
- プレミアムプラン:月1,500円・聴き放題
- スタンダードプラン:月880円・毎月1冊選べる
今回の作品を複数聴くなら、聴き放題のプレミアムプランが向いています。30日間の無料体験もあるので、まず1冊試してみて合わなければやめられます。
再生時間の差は見ておいてください。
| 作品 | 再生時間 | 1.7倍速なら | |
|---|---|---|---|
| いちばん短い | 7位『神の光』 | 8時間36分 | 約5時間 |
| いちばん長い | 2位『夜と霧の誘拐』 | 24時間58分 | 約14時間半 |
……24時間58分。
数字だけ見ると、身構えますよね。
ただ、倍速再生を使えば実際の時間は短くなります。私はふだん1.7倍速で聴いているので、24時間58分の本でも約14時間半です。
1日2時間なら、1週間とすこし。いちばん長い1冊でも、それくらいで聴き終わります。
いちばん短い『神の光』なら、1.7倍速で約5時間。2日もあれば終わります。
ナレーターと朗読の評判
国内6位『ブレイクショットの軌跡』と海外6位『デスチェアの殺人』の朗読は、どちらも藤井剛さんです。
『ブレイクショットの軌跡』を聴いて、すごく聴きやすいと思いました。
あとで調べて納得しました。藤井さんはアガサ・クリスティを18作、松本清張を7作読んでいます。『点と線』も『砂の器』も『ゼロの焦点』も藤井さんです。Audibleでの担当は61作品(2026年9月3日に確認)。

ミステリーを長く読んできた声だったんだ
レビューでも「ワシントン・ポーのナレーターだ!」と、声だけで気づいた人がいます。片方を聴いて気に入ったら、もう片方にも手が伸びるかもしれません。
ほかの3作品の朗読も、まとめておきます。
| 順位 | 作品 | 朗読 | 声の印象 |
|---|---|---|---|
| 3位 | 禁忌の子 | 浅井晴美 | 聴きやすい声。ただ会話になると急に大声になって、うるさく感じることも |
| 4位 | 百年の時効 | 茶川亜郎 | 2倍速でも聞きやすい。ただ好き嫌いがありそうな声 |
| 9位 | 目には目を | 橋本雅史 | レビューでは「ナレーションが素晴らしい」「読み分けが秀逸」 |
⚠️ 2026年9月3日時点で聴き放題の対象でした。配信状況は変わることがあるので、聴く前にご確認ください。
\30日間の無料体験はこちら/
10作品のあらすじ どんな話なのか

聴く前に、どんな話か気になりますよね。国内8作品と海外2作品のあらすじをまとめました。
国内1位 『失われた貌』(櫻田智也)
山奥で身元不明の死体が見つかる。顔も指紋もない。刑事たちが被害者の正体を追ううちに、事件の本当の姿にたどり着く。「このミス」だけでなく「週刊文春ミステリーベスト10」「ミステリが読みたい!」でも国内1位の三冠を達成した作品。
国内2位 『夜と霧の誘拐』(笠井潔)
1978年のパリ。哲学者・矢吹駆が招かれた晩餐会の夜、少女が別の少女と間違えて誘拐される。間違いから始まる連鎖する誘拐を描く長大なミステリー。
国内3位 『禁忌の子』(山口未桜)
救急搬送されてきた溺死体が、担当した救急医と瓜二つだった。自分のルーツを辿りはじめると、鍵を握る人物が密室で死体となって見つかる。鮎川哲也賞受賞の医療×本格ミステリー。
国内4位 『百年の時効』(伏尾美紀)
1974年に一家が惨殺された。犯人グループのうち捕まったのは1人だけ。50年後、容疑者の一人が変死体で発見される。昭和から令和まで、事件を追う刑事たちの執念を描く。
人が殺される描写は、音声で聴くと怖い。そこは覚悟しておいてください。
国内5位 『まぐさ桶の犬』(若竹七海)
吉祥寺のミステリー専門書店で働きながら探偵をする、タフで不運すぎる女探偵・葉村晶。「このミス」上位常連の人気シリーズ、5年ぶりの新刊。
変な人しか出てきません。お金持ちってこんな人ばかりなの?と、ちょっと嫌な気分になりました。
国内6位 『ブレイクショットの軌跡』(逢坂冬馬)
自動車工場の期間工が、同僚がSUVのボルトを1つ車体の中に落とすのを目撃する。見過ごすか、報告するか。そこから始まる8つの物語が、思いもよらない形でつながっていく。『同志少女よ、敵を撃て』の著者による最新作。
1台の車の持ち主の人生が変わっていく様が描かれていて、構成が面白い。正直に言うと、人が死ぬ話だったかどうかも覚えていません。それでも面白かった、と言える1冊でした。
国内7位 『神の光』(北山猛邦)
砂漠のカジノから大金を持ち逃げした男が翌朝目を覚ますと、カジノごと街が消えていた。5つの「消失」を描く推理短編集。
国内9位 『目には目を』(新川帆立)
少年院で出会った6人の少年たち。更生して社会に戻ったはずだったが、密告をきっかけに遺族が元少年の居場所を突き止める。罪と更生を問う物語。
海外6位 『デスチェアの殺人』(M・W・クレイヴン)
木に縛られ、石打ちで殺された男の体に難解なコードが刻まれていた。捜査で15年前の未解決事件との関連が浮かび上がる。Audibleで人気の刑事ワシントン・ポーシリーズの最新作。
『デスチェアの殺人(上)』をAudibleで聴く
『デスチェアの殺人(下)』をAudibleで聴く
海外7位 『イーストレップス連続殺人』(フランシス・ビーディング)
イギリスの海辺の保養地で老婦人が殺され、同じ手口の殺人が続く。1931年に書かれた古典ながら、現代にも通じる英国ミステリー。
1位『失われた貌』から聴きはじめました

朗読は広瀬竜一さん。再生時間10時間45分。
老眼で紙の文字がにじむようになってから、ミステリーも聴くようになりました。
聴き始めて最初に感じたのは、ナレーターが聞きやすいということでした。
ただ、Audibleのレビューを見ると評価は割れていて、「読み方が嫌い」という声もありました。
朗読の好みは、聴いてみないと分かりません。
もう1つ、聴いていて感じたことがあります。
人が入れ替わるから、誰が誰だか分からなくなることもある。
これは私だけではありませんでした。Audibleのレビューにも「散歩聴きしていたら、途中でわからなくなって何度か戻ってしまった」という声があります。
ミステリーを聴くとき、いちばんのハードルは「人物の区別」です。紙なら名前を目で追い直せますが、耳ではそれができません。

朗読は聞きやすいけど、登場人物は多い。集中して聴く時間が取れるかが分かれ目です。
ミステリーは、ながら聴きで追えるのか

結論から言うと、本によります。
私は4位『百年の時効』を、ながら聴きで聴いてみました。再生時間22時間4分。
「ながら聴きでいいかな」
そう思って再生ボタンを押しました。
途中で、分からなくなる部分がありました。
登場人物が多い。昭和、平成、令和と時代が変わっていく。ながら聴きだと、「この人、誰だっけ」となることがありました。
ながら聴きでは追えなかった。
レビューを見ると、同じところでつまずいた人がいました。「登場人物の関係が分からなくなりそうで、最初からメモを取ればよかった」「時代がまたいでいて登場人物も多かったため、壮大感ありましたが難しくもありました」。
一方で、「昭和、平成、令和と時代の流れが朗読とともに自然に想像できました」という声もあります。集中して聴けば、朗読が時代の空気まで運んでくれる。
5位『まぐさ桶の犬』でも、同じことが起きています。
「何を調べているんだったっけ?」
登場人物が多くて、途中で忘れてしまうんです。
理由は人物相関図の複雑さ。中断して戻ったときに「これ、誰の何の話だっけ?」となってしまう。
逆に、追いやすかったのが3位『禁忌の子』です。
会話が多くて、登場人物がそこまで多くない。だから聴いていても分かりやすい。
追いやすいけれど、中身は軽くありません。重いテーマに切り込んでいて、聴き終わってからも考えました。
レビューにも「登場人物ごとに声色が違って、今は誰のセリフか分かりやすかった」という声があります。朗読者の演じ分けが、耳で追う助けになっている作品もある。
本によって、ながら聴きが向くものと向かないものがある。人が多くて時代が動く話は、じっくり聴かないと分からなくなります。
- 追いやすい:短編集/会話で進む物語/登場人物が少ない話
- 迷子になりやすい:登場人物が多い話/時代をまたぐ群像劇
分からなくなったあと、私がどうしたか
ここまで読んで「やっぱり耳では無理そう」と思ったなら、もう少しだけ読んでください。
『百年の時効』で分からなくなった私がやったこと。
巻き戻さずそのまま聴きました。ながら聴きも、やめませんでした。
そうしたら、聴き進めるうちに、なんとなく分かってきたんです。
『まぐさ桶の犬』も同じで、誰の話だったかな?と思いながら最後まで聴きました。
分からない部分があっても、話は進みます。全部を取りこぼさずに聴かなくても、解決までたどり着けます。
「そもそも耳で聴いて頭に入るのか」と不安な方は、Audibleが頭に入らないときの聴き方もあわせて読んでみてください。
最初の1冊は、これ

ミステリーをAudibleで聴くのが初めてなら、7位『神の光』(北山猛邦)をおすすめします。
理由は2つ。
再生時間が8時間36分で、今回のラインナップで最も短い。
そして短編集です。
短編なら、1話ごとに区切りがつきます。家事の合間に1話、寝る前に1話。長い小説のように「あの場面の続き、どこだっけ」と探す必要がありません。
Audibleのレビューでは「ナレーションも素晴らしかった」という声があり、朗読の評価も高い作品です。

8時間36分って長い? 文庫本1冊ぶんと思えば、むしろ短いほうです。
1.7倍速なら約5時間。2日もあれば聴き終わります。
「もっと骨太なミステリーを聴きたい」と思ったら、1位『失われた貌』や4位『百年の時効』に進んでみてください。長くて複雑なぶん、聴き終えたときの手応えが大きい作品です。
次のランキングは2026年12月

『このミステリーがすごい!』の新しいランキングは、毎年12月に発表されます。2027年版は2026年12月の発売予定です。
12月にまた新しい1位が出ます。
今年のベスト10から気になる1冊を聴いておくと、新しいランキングがもっと面白くなります。
Audibleのプレミアムプランは月1,500円で聴き放題。30日間の無料体験があるので、まず1冊聴いてみて判断できます。
※登録はアプリからではなく、ブラウザからの手続きが必要です。
よくある質問
Q:聴き放題の対象は変わることがある?
あります。
オーディブルの聴き放題対象は定期的に入れ替わります。この記事で紹介した10作品は、2026年9月3日時点ですべて聴き放題の対象でした。
聴きたい作品が見つかったら、早めにライブラリに追加しておくのが安心です。
Q:紙でしか読めない2作品は今後Audibleに来る?
分かりません。
Audibleは配信予定を事前に公開していません。定期的に検索して確認するしかないのが現状です。
8位『エレガンス』と10位『抹殺ゴスゴッズ』の配信が始まったら、この記事も更新します。
Q:倍速で聴いてもミステリーの伏線は追える?
私はふだん1.7倍速で聴いています。ミステリーでも、慣れれば伏線は追えます。
4位『百年の時効』のナレーターは2倍速でも聞き取りやすかったので、作品によってはもう少し速くしても大丈夫です。
ただし、登場人物が多い場面や複雑な展開のところでは、1.2倍まで落とすこともあります。Audibleのアプリなら再生中にワンタッチで速度を変えられるので、「ちょっと速い」と思ったらすぐ落とせます。
最初は等速か1.2倍から始めてみてください。
まとめ
- 『このミステリーがすごい!』2026年版の国内編ベスト10のうち、8作品がAudibleの聴き放題で聴ける
- 海外編は10作品中2作品のみ(日本語版の配信が少ない)
- 再生時間は8時間36分〜24時間58分と幅がある。最初の1冊は短めの作品から
- ミステリーがながら聴きで追えるかは、登場人物の数と時系列の複雑さで決まる
- 聴き放題の対象は変わることがある。気になった作品は早めに
「続きが気になる」なら、まず耳で1冊。
Audibleで聴けるミステリーをもっと探したいなら、Audibleで聴けるミステリーおすすめ10選もあわせてどうぞ。
Audibleをおすすめする理由も書いています。
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